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製品紹介
介護保険購入対象品
マスカットポールタイプ II
マスカット強度試験
恒温恒湿試験
「マスカット」劣化促進試験(恒温恒湿試験)
試験内容
恒温恒湿試験(劣化促進試験)は検体に一定の温度と湿度を加えることで、短期間で想定する時間劣化と同等の劣化促進を加え検証する試験である。
試験概略
- 試験場所:大阪府下公的機関
- 試験期間:144時間(8年劣化促進を想定)
- 使用試験機:ヤマト科学株式会社製 IG400
- 試験体:「マスカット」ポールタイプ
- 試験条件:摂氏70度 湿度90%
条件計算式
「マスカット」の設計上の耐用年数である5年+3年以上を目標として8年の劣化促進させる。8年を目安として、アレニウスの計算式を用いて8年以上の劣化する日数を導き出す。試験条件を摂氏70度・湿度90%を想定して計算する。
計算式
- 温度劣化促進
-
70℃-20℃=50℃ 50℃=10℃×5
10℃ごとに劣化が倍化する。25=3232倍
- 湿度劣化促進
-
70℃の飽和水蒸気量197.44g/m3
湿度90%から 197.44×0.9=177.6932倍
試験条件を基準温度湿度20℃:60%で割ると
177.69÷10.4=17.0917.09倍
- 合成劣化速度
-
32×17.09=546.88
8年劣化から 365日×8年=2922日
2922日÷546.88=5.34日8年劣化促進=5.43日
試験機の安定性を含めて144時間の試験時間を設定する。
強度試験
マスカットポールタイプ 980.665N(≒100kgf) 荷重試験
マスカットポールタイプを用いてユニットバスに設置し、浴槽床から1000mmの位置から700mmの位置に下方向へ引っ張り、変形、破損の状態を計測する。
試験内容
JIS規格の静的水平荷重の試験に基づきながら、JISの400Nの目標値より高い980Nを弊社の目標値として、同様の静的水平荷重試験を行い、手すりの脱離や破損がないことを確認する。
(負荷は静的荷重を目標とすることから100mm/minの速度で荷重していく)
試験結果
試験イメージ
マスカットポールタイプ 980.665N(≒100kgf)仮想衝撃試験
試験内容
JISによる衝撃試験は1500㎜のぶら下げ治具に20kgの重りを15度の角度から自由落下させて衝撃を行う。 この試験から水平方向の短時間の荷重試験に置き換え、相当する76.98J(ジュール)≒76.88Nの荷重を基本とし、この試験と静的水平荷重試験を踏まえて、1000mm/minの速度で980Nの荷重をかけ、仮想の衝撃試験とする。
※注釈
手すりへ加えられる力は、水平方向で引っ張る場合、体重の約10%程度です。